米粉の種類と主な利用法を知っておこう
【種類】
米粉には、生の加工されているもの(生でんぷん)と糊化(α化→糊化でんぷん))してから加工されているものがある。 ここでは料理に使用する事もある代表的なものを紹介する
*でん粉の糊化・老化の項目を参照
米の種類は、うるち米・もち米のりょうほうが使用される。
生ででんぷん ①うるち米 → 上新粉 (柏餅・みたらし団子 等)
②もち米 → 白玉粉 (餅菓子・求肥 椀種 等)
糊化でんぷん ③うるち米 → 早並粉 (和菓子 饅頭 等)
④もち米 → 道明寺粉 (桜餅・蒸し物料理 等)
米粉を自由自在に扱えると料理の幅も広がる
【上新粉】 水量は重量%で粉の0.75 → 蒸す又は茹でる操作により水分が追加される
*水洗いしたうるち米を加水した後粉砕し乾燥させたもの
メッシュ(粉の粗さを表す)の大きさにより扱い方は若干変わる
①上新粉100gに90℃程度の熱湯を75g加え、手早くひとまとめにし良く捏ねる
②メッシュが粗い場合は 一口大に平らに伸ばした生地を蒸し器で15分蒸す
メッシュが細かい場合は 一口大に平らにした生地を茹でる約15分程度
③ボールに取り手が入れられる温度まで下がったらしっかり捏ねる
④好みの形状にして使用 → 柏餅 やや厚みを持たせた楕円
→ 団子 一口大の球
【白玉粉】 水量は重量%で粉の100%(同量) 乾燥度合いにもよる
*水洗いしたもち米を加水した後粉砕し乾燥させたもの
①白玉粉95g+5gに同量の水を加え捏ねる *乾燥により給水量に違いがあるので残りの5%(5g)は調整しながら加える。
②たっぷりの熱湯で(食べる状態)球状に丸めたものを茹でる。
③茹であがったものを網ですくい冷水に取り冷ます *そのまま好みの料理に使用
【道明寺粉】 水量は重量%で粉の1.7~1.8%の熱湯
①鍋に180gの熱湯を用意し粉100gを加えさっと一煮たちさせ蓋をし30~40分置く
*温めたボールに粉100gを入れ沸騰した湯を180g加え軽く混ぜラップで密閉し30~40分置く。
どちらの方法でも良いがポイントは温度→温度が低いと完全に戻らない
*湯戻ししたものを、蒸し器で数分蒸す