基本的なお米の炊き方を知っておこう 【洗米】【吸水】【水量】
【炊飯の手順】
洗米・・・・最近のお米は昔と違い精米機が研究されていてかなり高性能です。砥ぐというよりはサラサラ洗うという言い方の方がしっくりくると思います。
水漬ける(吸水)・・・・・洗米の段階でお米の重量の10%の水分を吸水します。お米の最大給水量はおおよそお米の重量の25%程度で、完全に吸水するには約2時間半~3時間必要です。
(水温によっても時間が変わるので一概には言えませんが)
しかし、初めの30分程度で90%近くの吸水が完了するので、一般的に水漬け時間は30分程度とする場合が多いです。
水量・・・・・炊き水は米の重量の1,5倍又は容量の1,2倍とするのが一般的ですが大量炊飯の場合も少量の場合も同じ手順で統一するならば、重量%で覚えると良いでしょう。
また、新米古米などでも水量は大きく変わるので注意が必要です。
通常は洗米で10%吸水するので重量の1.4倍の水を計量して加え吸水させるとよい。
固く炊く場合は1,2倍を好む方も多いですが、多少吹き零れを考慮して1.4倍は良い水加減です。
*適当な水量で30分吸水し一度水切りをして改めて水量を加え炊飯を開始する方法を取る場合があります。その時は既に25%近い吸水が完了しているので1.2倍の水量を加えて炊飯すると良いでしょう。
基本的なお米の炊き方を知っておこう 【点火】【沸騰】【消化】【蒸らし】
【点火】
強火で沸騰まで持っていく。・・・しかし、少量では直ぐに沸騰し水量が蒸発してしまうのでできれば10分程度で沸騰に近づくように調節した火力が良い。
*2合程度であれば5分程度で沸騰する
【沸騰継続】
鍋の中で米がふつふつ踊りながら沸騰状態を5分程度継続させる
*この時出来ればふたは閉まっている方がようが少量の炊飯で慣れない場合は蓋が開いていてもさほど影響はない。
上下を軽く撹拌し(米粒を崩さない様に注意する)蓋をする
【蒸し煮】
極弱火で10~15分蒸し煮にする。
【消化】
消化の前に一度強火にし余分な残り水を飛ばす。
*おこげを作りたい場合は、パリパリ・メキメキと音がするのをしばらく聞いてから消化する。
【蒸らし】
10~15分蒸らす。飯粒の表面についている水分がしっかり内部に浸透、また余分な水分が蒸発しふっくらと美味しい飯になる。