理事長からのメッセージ

理事長 平 辰

職業訓練法人 東京都調理職業訓練協会 理事長
平 辰(Tatsu Taira)

新しい食文化の創造を担う一員として

飲食業は人間産業です。
「人間育成」の理念のもので、これから外食産業を支える若き調理師の育成を目標に据え、昭和60年より運営してきた東京都認定の東京都調理高等職業訓練校。そして、平成21年には厚生労働省認可・東京都認定の職業能力開発短期大学校「日本調理アカデミー」として開校しました。
この度、平成25年4月には国家資格である調理師免許を卒業時に付与できる調理師養成校として厚生労働省から認可を得て、「調理師養成科」を新設いたしました。
本校は、調理の知識・技能・技術の習得はもちろん、食材選定・施設設備管理・店舗経営などを学ぶことによって、卒業時には即戦力として現場で活躍でき、包括的に「本物の食」を提供できる人材養成をめざしています。
学んだ知識・技能・技術を活かし、食文化のパイオニアとして、想像力豊かに歩んでいくことを期待しています。

学校長からのメッセージ

「食」で始まる仕事人を育てる

喉の渇いたことのない人に、冷たいコップ一杯の水のありがたみは分かりません。
朝夕の食事を提供する母親の仕事を当然だと思う心に感謝の念などないのです。
当然なことを当然でないと考えるには、それ相応の苦難を味わって、真に考え方が変わる瞬間こそ、物事を素直に受け取れるのではないか。物事を真剣に考えればお腹が減る。物凄く、お腹が減る。何かを食べようとすれば自らが台所に立つ。食事ができて自分だけがお腹一杯に食べて、他の人がお腹を減らしてひもじい思いをしていて楽しいか。いや、絶対に楽しいわけがない。「あ~腹いっぱいで幸せだなぁ」と肩を叩き合える仲間がいるからこそ生きていることが楽しくなる。
「食」の基本は作り手である人そのものです。
我校は一人ひとりの生徒の心を「調理」を通じて耕して「食」で始まるビジネスを創造する人を育てる学校でありたい。

学校長 齋藤 貴司

職業能力開発短期大学校 日本調理アカデミー 学校長
齋藤 貴司(Takashi Saito)